仕事に家事に育児にと忙しい働くママは、朝から晩まで休む間もないことと思います。
とりわけ看護師として働いているママは、ハードな仕事で毎日クタクタなのではありませんか?
頑張って働いているのになぜか全然貯金が増えていかないと、悩む看護師ママも少なくないようですね。
しかし、なぜ思うようにお金が貯まらないのでしょうか?
この記事では 看護師ママの平均貯蓄額と、しっかり貯金するコツ について貯まらない原因を解明した上でお伝えしていきます。
気になる看護師の平均貯蓄額はいくら?
看護師の貯蓄に関するアンケートによると、貯蓄額の分布は以下のようになっています。
- 0円…約14%
- 100万円未満…37%
- ~300万円…15%
- ~500万円…17%
- ~1000万円…10%
- 1000万円以上…6%
なんと0円を含めて、100万円未満が半数を占めます。
新卒1年目2年目を含めたとしても、お給料が高い看護師としては意外な結果だとは思いませんか?
しかし3割程度が300万円以上であることや、たくさん貯めている「看護師の貯蓄ブログ」などを見ると、 貯蓄のあるナースと無いナースに二分化していることが読み取れます。
30代看護師の平均貯蓄額は約245万円となっていますが、働く女性全体の平均貯蓄額が約328万円と比べれば決して多いとは言えません。
看護師は年収が高いはずなのに、なぜ思うようにお金が貯まらないの?
年収のわりにお金を貯められない看護師さんには、一体どんな原因があるのでしょうか。
もちろん旦那さん側の経済状況もあるでしょうが、それは他の職業の女性も同じことです。
看護師ママが貯金をしづらい二つの理由についてお伝えしていきます。
病院の仕事はストレスが多い、育児家事が忙しすぎる
特に病棟勤務の場合は、
- 人員不足による仕事量の多さ
- シフト制による不規則な生活
- 経験年数が増えるほどに重くなる責任
これらに大きなストレスを感じる看護師さんは少なくありません。
また、女性が多い職場ならではの人間関係に関する悩みも起こりがちです。
仕事が終われば息つく間もなく、保育園(託児所)へのお迎えや家事育児が待っています。
夕食がお総菜になったり、休日が外食になったりしてしまうのも無理はないでしょう。
こんなに頑張っているんだから…と、自分へのご褒美をはずんで金欠となってしまうというパターンも多いようですね。
実はそんなにお給料が高くない場合も
「実は看護師のお給料はそんなに高くない」という声もよく聞かれます。
確かに夜勤に入れば手当てがつく分一般事務のOLよりも高くなりますが、看護師ママにとって夜勤はかなりハードルが高いものです。
さらに看護師の昇給率は他の職種と比べて低く、なかなかお給料が上がらないと言われています。
そして病棟ではなく個人クリニックのパートなら、普通のパートより少し多いくらいしかもらっていないという人もいるのでは?
「看護師だからお金がいっぱいもらえているはず」とは言えないのです。
ママナースがしっかり貯めていく方法とは?
では、看護師が効率良くお金を貯めていくにはどんな方法があるのでしょうか?
ポイントは以下の3つです。
- ついうっかり使いすぎるのを防ぐ
- ストレスを溜めない
- 収入を上げる
以上を踏まえて、看護師ママがしっかり貯金できる方法を提案していきたいと思います。
口座から自動引き落としで強制貯蓄
つい使ってしまうという人は、給与天引きや口座引き落として強制的に貯蓄するのが一番です。
残ったお金で生活せざるを得なければ、無駄遣いはできません。
自動積立定期預金を使うのも一つの手ですが、職場がより高金利である財形貯蓄を導入しているなら、ぜひ活用しましょう。
財形貯蓄は、給与から天引きで一定額を金融機関に送金できる制度です。
マイホーム購入に備えるなら財形住宅貯蓄、老後に備えるなら財形年金貯蓄が税制優遇があっておすすめですが、それ以外の目的なら一般財形貯蓄を利用することになります。
一般財形貯蓄は開始から1年は引き出せませんし、1年経っても経理担当の承認が必要なので引き出しにくいという利点があります。
その他、学資保険や終身保険を使って強制的に貯めるという手段もあります。
お給料が労働に見合っていないなら、転職も考えて
もし、自分のお給料が資格や労働に対して安すぎるため貯金できないと感じるなら、思いきって職場を変えることも考えましょう。
安い給与に甘んじている看護師さんは、自分のスキルや経験に自信がない方が多いようです。
しかし今や看護師はどこでも不足し、看護師という資格だけで労働市場では引く手あまたです。
居心地の良い職場を探したければ、高時給の紹介予定派遣でいくつか経験するという方法もあります。
スキルは働きながらつけてゆくものと考え、思いきって飛び込んでみてはいかがでしょうか。
子供の教育費がかさむ頃になっても、今の職場でやっていけるか考えよう
ハードで給与が高い職場だから、多少無駄遣いしても大丈夫という人も注意が必要です。
子供の進学でもっともお金が必要な時期に、あなたは何歳になるでしょうか?
その頃でも今の仕事を続けることはできるか考えてみましょう。
お金を稼いでも、体を壊しては元も子もありません。
「たくさん稼いで、たくさん使う」よりも「ほどほどに稼いで、コツコツ貯める」という方が将来的には良い結果になることもあります。
急性期病棟ではなくデイサービスや高齢者施設の日勤で細く長く働く、ということも選択肢として考えてみても良いかもしれません。
まとめ
看護師ママの平均貯蓄額としっかり貯金するコツ についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
- 看護師は、他の働く女性より平均貯蓄額が低い傾向にある
- 貯金できない理由は、ストレスの多い職場と賃金があまり高くないことにある
- 財形貯蓄などを使って、給与天引きで強制的に貯金していくのが効果的
これらを参考にして、少しずつでも貯金を増やしていただければと思います。
奥さんにしたい職業ナンバーワンの看護師さんですが、あなたの頑張りにご主人も感謝してくださっているはずです。
大切な家族のため、焦らずコツコツと歩んでいきましょう。